シンプル思考 2010 6 6

 経済というものを複雑に考えると、
「木を見て森を見ず」ということになります。
物事は、シンプルに考えた方がよいと思います。
 ここでは、経済統計の王様と言われているGDPで考えてみましょう。
たとえば、GDPが、A、B、Cという要素から構成されているとします。
 そこで、Aから10を削り、Bに10を加えたとしても、
プラスマイナスでゼロとなります。
つまり、GDPの大きさは変わりません。
構成要素の比率が変わるだけです。
 仮に、Aから10を削ったままであると、
その国は、デフレになります。
 デフレ先進国の日本から、世界を見ていると、
どうやら、仲間が増えそうですね。
 ユーロに加盟するのに厳しい条件があるように、
デフレ先進国に加盟するにも厳しい条件があります。
 たとえば、バブル崩壊後であること。
次に、不景気なのに緊縮財政を行うこと。
 こうした厳しい条件をクリアすると、
晴れて「デフレ先進国入り」となります。















































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